「すれ違い」を引き起こさないために

こんにちは。
本社で勤務しているK・Kです。

私が新入社員として4月入社してから気が付けばあっという間に半年がたっていました。
2か月の研修を終えた頃は「さあ仕事を始めるぞ」と勢いに任せ仕事をしていたものの、振り返ってみれば「ミスばっかりしていたなぁ」と感じることがよくあります。
今回はそんな過去を振り返り、ミスの原因にもなっていた「すれ違い」について書きたいと思います。

会社で働くとなると、多くの人と一緒に仕事を進めていくことになります。
多くの人とやり取りを行う上で、「これぐらい相手は知っているだろう」「自分はしっかり伝えているから相手は理解してくれているはず」と自分で勝手に決めつけてコミュニケーションをしていると、思わぬすれ違いを引き起こしてしまう可能性があります。

例えば、プログラムの動作に問題がないかを確認するため上司のAさんが部下のBさんにテスト一覧を見てプログラムのテストをするようお願いしたとしましょう。
Bさんはテスト一覧にある項目のチェックだけ行い、次のようなメッセージを送りました。
「テストが完了しました」

これは実際に私が体験したことなのですが、このような文章を書いてしまうと誤解を招いてしまうことがあります。
Bさんがこの文章を見た際に
①テストのチェックは終わった(NGだった箇所の修正がまだ残っている)
②テストのチェックは終わった、NGだった箇所の修正も終わった。
どちらだと思うでしょうか。
Aさんは①の意味でこの文章を送ったとしても、Bさんが②の意味で理解した場合「じゃあもう問題なくプログラムが動くんだね」という返事が返ってくるのです。
もし、「テスト項目のチェックが終わりました。チェックの結果、NGが2件ありこれから修正を行います。」というように詳細な状況を伝えていれば上記のようなすれ違いを防ぐことができたことでしょう。

自分の伝えたいことが相手に伝わらないと、聞き返す手間が増え余計に時間がかかってしまいます。
また、もし相手が聞き直しを行わず認識の違ったまま作業を続けていたら、後々大きな問題が発生するかもしれません。

コミュニケーションを行う際、伝える側の人は誰にでも理解できるような分かりやすい表現を使って詳しく状況を話すこと、聞く側の人は自分が聞いた内容が間違っていないか相手に聞き直すことが大事です。
この記事を読んでくださった学生の皆さんも、今日からでもこのことを意識してコミュニケーションを行ってはいかがでしょうか。

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