アナログなものデジタルなもの

東京アプリケーションシステムのR.Tです。
気が付けば今年も11月に差し掛かり、年末・年の瀬などの言葉がちらつく時期となりました。
周囲では体調を崩されている方もちらほら見られます。このブログをご覧になられている皆さまはお元気でしょうか。

さて、最近に始まったことではないですが、私は自分自身が何エンジニアなのか分からないまま日々仕事をしています。
しかし、何エンジニアだとしても、自社や取引先が抱えるエンドユーザーのIT環境を
今よりももっと便利により良くしていくために仕事をしているというのは、疑いようのない事実ではないでしょうか。

それを踏まえた上で、私はアナログなものやデジタルなものについて考えることがあります。
働き方改革や残業改革などが囁かれる昨今、ある物事や仕事が現状よりも更に便利になること
時間をかけずに世の中が回っていくことを目指さなければなりません。
それを実現する上で、アナログなものをデジタル化してゆくことは必須です。
ここでいうアナログ・デジタルというのは、IT業界用語でいうデータの送信のことではなく
ペーパーレス化や会議のWebミーティング化など、不要なコストを削減するという意味合いの言葉になります。

但し、何から何まで全てデジタル化すればそれで良い!!かと言うと手放しでそうだとは言い切れないと思います。
携帯で例えれば、アナログなガラケーにはガラケーの良さがあるし、近年急速に普及したデジタルなスマートフォンには
スマートフォンの良さがある、ということです。
また、ここでいうガラケーの長所はスマートフォンでは失われている等
アナログなものにしかない・補えないような長所というのも存在します。

エンジニアとして、お客様に今よりももっとより良いものを提案するといった機会に
ただ新しいから、今よりも快適になるからという理由だけで商材を推したり、設定変更をおすすめするというのは
上記を踏まえると慎重に考える必要があると思います。
その辺を深く考えず、環境変更や仕事内容の変更が発生して
慣れない環境で思いがけない不具合などが発生してしまう・・・。
そのことで、不便を感じる・損失が発生するというのは、冒頭の便利さを追い求めることを踏まえると本末転倒です。
プライベートな個人がそのメリット・デメリットを享受するうちはまだ良いのですが
不特定多数の個人が影響を受けてしまう、そのことについてはやはり慎重に考える必要があるのかな、と思います。

技術者として、ただ技術を磨けば良いだけではなく
世間の課題・流行には常にアンテナを張り、新しいもの・技術の長所短所を自分なりに考え
必要に応じ取捨選択をしていく力を養うことこそが、現代を生きる私達に必要なとされている力だと感じます。

最後までご覧いただきありがとうございました。
最後になりますが、ここ10年でのスマートフォン普及率の記事を紹介して筆を置きたいと思います。
10年で世の中は目まぐるしく変わるという表現をよく聞きますが、正にその通りだと思います。
【参考記事】
スマートフォン比率92.8%に:2010年は約4% ここ10年でいっきに普及
https://www.moba-ken.jp/project/others/ownership_index.html

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